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2012年3月22日

【歯周病とは?】自覚症状が現れてからでは手遅れに...

歯周病とは
近年の厚生労働省の調査によると、「日本人の成人、約8割が歯周病に感染している」という報告がされています。40才以上では5人中4人は歯周病にかかっているともいわれ、もはや歯周病は国民病のひとつといえます。

歯周病の主な原因は細菌です。お口の汚れや歯垢が石灰化して歯石に変わると、歯と歯肉の間に歯周ポケットと呼ばれる溝が深くなり、細菌の温床になってしまいます。

細菌によって歯肉が炎症を起こし、それが歯周ポケットの奥深くまで広がると、歯根膜や歯槽骨までが細菌によって溶かされ、歯を支えきれなくなってきます。つまり、治療をせずに放置しておくと、最終的に歯を失ってしまうのです。

歯周病は、感染していても症状を感じにくく、静かに進行していく病気です。特に初期段階では、これといった症状がほとんどありません。そのため、自覚症状が現れたころには、歯の周りの組織が細菌によってかなり破壊されていて、手遅れになってしまうケースがほとんどです。そうなる前に、早期発見・早期治療で、大切な歯を歯周病から守りましょう。

【当院の特徴】すべての治療は、歯周病を治してからがスタートです

歯周病とは当院では、初診時に必ず、歯周病の検査を行なっております。歯周病を併発しているむし歯などは、必要な応急処置はすぐに施しますが、人工歯や詰め物を入れるといった処置は、歯肉を改善させた後で行ないます。

歯周病を放置したままむし歯の治療だけを行なっても、歯周病が進行すれば、最悪、歯が抜け落ちてしまうのです。こうしたことを防ぐために、スケーリングで歯石や汚れを取り除いて歯茎を引き締め、歯周ポケットの深さを規定値以下にしてから補綴物を入れます。

また、歯周病は、さまざまな全身の病気とも深い関わり合いがあることがわかってきました。歯周病の細菌が口から血管に入り全身に広がることによる悪影響は、糖尿病や心臓血管疾患、肺炎、さらには早産とも関連があるといわれ、広範囲にわたっています。全身の健康のためにも歯周病を放置せずしっかり治しましょう。

歯周病の進行具合と治療方法について

軽度歯周病軽度歯周病
歯と歯肉の間にプラーク(歯垢)や歯石がたまり、細菌が繁殖。歯肉に炎症が起き、歯肉の腫れや出血が見られる状態です。この段階であれば、歯科衛生士によるブラッシング指導や1~2回のクリーニングなどを行なうことで、比較的短期間で回復可能です。

中等度歯周病中等度歯周病
口臭や出血がひどく、歯石の付着も目立つ状態。徐々に骨が後退しはじめ、歯周ポケットも深くなり、歯にグラつきが起きはじめます。
この段階では、歯の表面に沿って歯周ポケットの奥まで付着した歯石を取る治療が必要になります。痛みを感じる時は、麻酔をして無痛状態の上で施術します。さらに、数回にわたって除石をし、歯肉の状態が改善された後に再検査を行ないます。歯肉溝(ポケット)の深さが4mm以上あるところは、通常の手用器具を用いた非外科的な処置は見込めないため、歯周外科の適応になる場合があります。

重度歯周病重度歯周病
歯肉が化膿によって真っ赤に腫れ、骨もかなり破壊されて後退し、歯の動揺がグラグラと大きくなった状態です。重度の場合、非外科処置では対応できない部位があれば、歯周外科にて対応します。それでも保存不可能な場合は、残念ながら抜歯となります。

幅広い歯周病治療メニューで重度の歯周病にも対応!

【スケーリング】歯肉炎のうちに治療
スケーリングとは、歯根の表面の歯垢・歯石などを除去し、表面を滑らかにする治療方法。
この処置によってプラークが付きにくい状態にし、歯周病を改善します。歯石の表面はザラザラしているためにプラークが付着しやすく、付着したプラークが落ちにくくなります。歯石は一度除去しても、しばらくすると再形成されてしまうため、定期的に歯科医院でケアしてもらうことが必要です。

【歯肉切除】短時間で完了する、比較的簡単な手術
歯肉が腫れあがっている場合、歯周病のさらなる悪化を防ぐため、不要な部分の歯肉を切除し、安定のため縫合います。
比較的簡単な手術で、短時間で行なうことができます。

【歯周ポケット掻爬(そうは)術】深い歯周ポケットを浅くする
歯肉に麻酔をして、歯周ポケットの中の歯石や歯垢を除去する手術です。
深い歯周ポケットを浅くすることによって、プラークが溜まりにくい環境を作る方法なので、歯周ポケットの深さが3~5mm程度の比較的軽症の場合に行ないます。

【フラップ法(Fop)】奥深くに隠れたプラークを取り除く
歯肉(歯茎)を切開して歯槽骨から剥離し、露出した歯根のプラークや歯石を除去します。
また、必要に応じて、歯槽骨の清掃や、ダメージを受けた歯肉組織の除去なども行ない、歯肉を元の状態に戻します。

【再生治療】進行してしまった歯周病でも歯を抜かずに治療できる

今までは、重度の歯周病になると「抜歯して入れ歯に」というのが一般的な治療法でした。とはいえ、誰でも歯は抜きたくないもの。そこで当院では、歯周病で失われてしまった骨を再生させる「再生治療」という方法を応用し、非常に良好な結果を得ています。

GBR(骨再生誘導法)
歯周病によって失われた骨の部分に、医療用のゴアテックスの皮膜をかぶせ、骨を再生させる治療方法です。

まず、歯周ポケットの汚れをきれいに取り除き、そこにメンブレンという特殊な人工膜を入れます。こうすることで不要な歯肉が入り込むことを防ぎ、歯槽骨や歯根膜が回復するスペースを保持。その後、歯肉が再生し、さらに歯槽骨がゆっくりと回復してきます。ただし、歯肉が再生した後、メンブレンを取り除く必要がありますので、再手術が伴います。

この方法により、歯槽骨の状態が悪かった方でも、インプラント治療が行なえるようになりました。特に、広範囲での再生が必要な方には最適な治療法です。

エムドゲイン(歯周組織再生誘導材料Emdogain)
欧米人に比べると日本人の歯肉は薄いため、GBR法の手術が困難な場合があります。また、術後の細菌感染への考慮も必要であることから、新たに研究・開発されたのが、エムドゲイン法です。

これは、歯周病に侵された歯周ポケット内部の汚れや細菌を取り除いた後、エムドゲインゲルを注入し、歯周組織を再生させる治療法です。1回の治療で効果が現れ、GBR法のような再手術は不要です。ただし、GBR法に比べ、再生できる範囲が狭まるため、広範囲での再生には適しません。

※エムドゲインは、スウェーデンで開発されたたんぱく質の一種で、子どもの成長期には欠かせない物質です。現在、世界中に普及し、感染症などの報告がなく、安全で治療効果が高いとされています。

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3次元撮影できる歯科用CTで確実な治療を

ct
歯科を受診したときに「思わぬ場所に、気づいてなかったむし歯があると知らされて驚いた」という経験はありませんか?

実は、歯科の病気は目で見て発見できたり、痛みが出て気が付くものばかりではありません。むしろ、痛みを感じないまま、隠れたところや見えないところで知らないうちに広がるケースの方が問題は大きいのです。

そこで歯科医院では、一般的に見えないところを把握するために「レントゲン撮影(エックス線検査)」を行います。代表的なものは、パノラマX線写真やデンタルX線写真ですが、これらの装置では2次元的画像であるため、影に入ってしまう部分(表と裏のような関係の部分)は画像が重なってしまい、診査・診断に限界がありました。

当院では、精密検査機器として「歯科専用のCT」を導入しました。歯科用CTは、3次元(水平・垂直・奥行)で撮影できるため、見たい断面を自在に表示しながら、今まで十分ではなかった事項についても、より詳細かつ正確に診断できるようになりました。

歯科用CTで撮影を行なうメリット

CT●見えにくい、わかりにくい部分を具体的に確認できる
●治療時間&費用の短縮&削減⇒患者さんの負担軽減
●難易度の高い場合でも手術できる

歯科用CTで撮影すると、歯の内部や骨の中など直接見えないところまで把握できるので、正確で必要最小限の治療ができます。また、さまざまな角度から病気の進行を立体画像で表示できるので、患者さんご自身にも病状を把握していただきながら治療を進めることが可能になりました。

CTを完備していない医院では、大学病院・提携クリニックでの撮影が必要なため、撮影までの期間が長くなったり、別途日程の調整が必要な場合があります。当院はCTを完備していておりますので、撮影や診断が速やかに行えるだけでなく、他病院への紹介状料や撮影依頼料が不要な分、患者さんの負担費用も低コスト(¥15,750/税込)に抑えることができます。

撮影時間は、約19秒という短時間です(撮影部位や撮影画像等によって異なります)。CT撮影は保険外となりますが、正確な治療計画を立てるために役立てておりますので、ご希望の方は、スタッフにお声掛けください。

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さまざまな治療にCT撮影が活躍する理由

親知らず【歯茎に埋まっている歯の診断】
親知らずの抜歯が、より安全に!

歯茎の奥に埋まっている歯も、3D画像によって、あらゆる方向から観察できます。親知らずなどの神経の位置が明確に認識できるようになったため、これまで以上に安全な抜歯が可能となりました。

歯の根【歯の形の診断】今まで発見できなかった微少な判別が可能
歯の根の形態や数、曲がり具合、方向や長さなどを立体的にとらえることができるので、歯の根の治療(根管治療)においても大きな役割を果たします。

【歯の生えてくる方向の診断】矯正治療で完成具合を確認
歯が生えてくる状況について、その位置・方向・歯の完成具合などに異常がないかどうか、3D画像で確認できるようになりました。矯正治療においては、特に歯の根の移動状況や支える骨の具合を把握して、治療の安全性を高めます。

【歯周病の診断】歯周病の進行具合が明確に
歯周病で歯を支える骨がどのくらい失われているのか?あるいは治療を行なったことによって、どの程度あごの骨が再生しているか?などを立体画像で視覚的に確認し、歯周病の進行具合や治療効果が、より明確に把握できるようになりました。

インプラントの診断【インプラントの診断】コンピュータ上で骨を再現できる
下あごの神経の場所が把握できるため、どの場所に、どのくらいの太さの物(インプラントの本体)を、どのくらいの深さまで埋め込むことが可能なのかがわかります。

これまでの治療では、歯科医が持つ経験や勘を頼りにインプラントを入れていたため、過去には、誤りや事故が生じるケースも見受けられました。ですが、手術の前にあらかじめCT撮影を行なうことで、より精度の高いインプラント治療が可能になっているのです。

【あごの骨の診断】顎関節症の診断と確認
CT画像によってあごの骨も立体的に撮影することができるので、患者さんご自身にも、病状を正しくご理解いただくことができるようになりました。

顎関節症について

「口が開けにくい」「あごを動かすと、あごの関節部や咀嚼筋などが痛む」「あごを動かしたときに"ゴリゴリ" "カクンカクン"という関節音がする」という症状でお悩みの方はいませんか?
これらは、顎関節症の症状です。

口が開かない、開きづらいという症状は、頭蓋骨の側面の骨(側頭骨)と下顎頭(顎関節)の間にあってクッションの役目をしている「関節円板」のズレや変形によっておこります。

その原因として指摘されているのは、生まれつきの歯並びの悪さ、歯に装着された被せ物の不適合、噛み合わせへの考慮が不足した矯正治療など、噛み合わせに関係するさまざまな問題です。また、ストレスや歯ぎしりなども要因のひとつといわれています。

噛み合わせは、実はとってもデリケート。上の奥歯がわずか数十ミクロン低かっただけで、ひどい顎関節症に悩まされる患者さんもいます。口の開閉やあごの動きに違和感があったら、歯並びや噛み合わせを調べるため、ぜひ早めにご来院ください。

ミクロン単位でより高度な歯科技術を

ミクロン単位でより高度な歯科技術を歯科医が対象とするものは、小さな歯。そして、その中に通っているさらに細く小さな神経や血管です。これらは、脳や心臓の血管と同じくらい細かなミクロの領域です。

そこで当院では、「マイクロスコープ」とよばれる顕微鏡を用いて、より確実に治療を行なっています。マイクロスコープとは、歯を拡大して確認できる高性能な顕微鏡のこと。 最大で肉眼の約20倍での処置ができるため、微少な患部の判別や治療が容易にできるようになりました。

日本では導入がまだまだ少ないマイクロスコープですが、アメリカではすでに、ほぼ100%の歯科医院で、マイクロスコープを用いた根管治療が行なわれています。

さまざまな治療におけるマイクロスコープの有効性

マイクロスコープ顕微鏡歯科のメリットのひとつは、従来の治療では「保存できない」といわれた歯を保存し、機能回復(痛くなく噛めるように)できる可能性が飛躍的に上がることです。

たとえば、歯を抜いてインプラントにする前に、「本当に抜かなければならないのか」を、きちんと診断することが可能となります。インプラント治療やオール・セラミックスによる補綴治療、顕微鏡下根管治療、顕微鏡下歯周治療等も積極的に行なっていますが、顕微鏡を使った治療によって、「インプラントをする前に、保存できる可能性のある歯」が数多く見出せることも事実なのです。

また、普通肉眼や口腔内カメラでは確認が難しい画像や歯の状態も、顕微鏡でみた拡大画像があれば、患者さんにも目で見て確認していただくことが可能です。「抜歯が必要な状況」だった場合にも、「何故残せないのか」を、患者さんに心から納得していただけると思います。
ミクロン単位でより高度な歯科技術を
むし歯治療
患部を高倍率で確認しながら治療できるので、削る量を最小限に抑えることが可能です。的確な診断に基づく正確な治療ができるため、再治療の必要性を極力減らし、生涯における通院回数を飛躍的に減らすことができます。

審美歯科
肉眼による治療では、確認不可能な微細な隙間が残っていることにより、詰め物や被せ物が適合しなかったり、不適合の部分から歯が悪化してしまう可能性がありました。マイクロスコープの使用によって、そういった不具合が回避され、より正確な仕上がりの審美歯科治療を行なうことができます。また、治療した部分を長く保つことも可能となります。

口腔外科
拡大鏡視野により、非常に小さいメスを用いた手術が可能です。傷口の縫合も、髪の毛より細い糸で行なえるため、術後の痛みや不快感を抑えることができます。

根管治療
細菌の進入や増殖を防ぐため、歯髄組織の管を無菌化し、空洞を薬等で充填・密封します。従来なら抜歯に至る症例を保存できる場合があります。

インプラント
従来の上顎洞のインプラント手術(サイナスリフト)は、外科的外部刺激が患者さんのストレスになっていましたが、顕微鏡治療よって最少のリスクで行なうことが可能となっています。術後の腫れや痛みが抑えられ、傷口の治りも従来の手術より早いといったメリットがあります。特に審美性が重要な前歯のインプラント治療には有効な方法です。

 

マイクロスコープ技術の経験豊富な武井則之先生が顧問

機器が高額なことや、使いこなすためのトレーニングがネックとなり、日本では導入がまだまだ少ないマイクロスコープですが、アメリカでは、ほぼ100%の歯科医院でマイクロスコープを用いた根管治療が行なわれています。

そんな中でも、当院の顧問に就任いただいている武井則之先生は、日本におけるマイクロスコープ経験のエキスパートです。マイクロスコープを使った歯科治療の経験は10年以上。操作方法はもちろん、細かな歯の処理方法など、高い技術を身につけておられます。

みなさんの誰しもが、ご自身の歯をできる限り長持ちさせたいとお考えのはずです。ぜひこの機会に、マイクロスコープでの治療を受けていただきたいと思っております。

武井則之先生武井則之先生
医療法人こたけ会  理事長
武井歯科クリニック 院長

<経歴>
1992年   松本歯科大学卒業
      口腔病理学講座助手(枝 重夫教授に師事)
1996年   サトウ歯科(東京都中央区)勤務
1997年   群馬大学医学部歯科口腔外科講座助手(臨時)
       同年10月 武井歯科クリニック設立
2001年   マイクロスコープ(顕微鏡)を群馬県内で初めて歯科治療に導入
2002年   医療法人に組織を改変と共に医院を増改築
      県内で初めてISO2011-9000を取得(2005年まで)
2009年~  Clinical Micro Dentist Instruction 主催
2011年~  松本歯科大学口腔病理学講座(長谷川 博雅教授)非常勤講師


<所属学会等>
日本マイクロサージェリー学会会員
日本顕微鏡歯科学会
アメリカ顕微鏡歯科学会
日本審美歯科学会
日本口腔病理学会
大阪S.J.C.D.会員

歯の神経の治療を行う前に......

~神経の治療(根管治療)は非常に大切ですので、治療前に必ずお読みください~

神経の治療は、非常に難しい治療です。

なぜ難しいか?

それは、根の管(根管)という、人間の目には見えない部分の治療となるからです。そして、根管は指紋と同じように、誰一人としてまったく同じではなく、非常に複雑な形態を呈しているためです。

今現在、保険診療で治療した場合、成功率は非常に低くなります(約50% 再治療の場合は30%)。どうしたらその成功率を上げ、歯の寿命を延ばすことができるのでしょうか......? 

それは、「人間の目には見えない部分に付いた菌をいかに除去できるか」にかかっています。その可能性を飛躍的に上げる方法-それがマイクロスコープを使用した治療法です。


みどりの森デンタルクリニックでは、患者さまの歯の寿命を延ばすことを真剣に考えています。是非、神経の治療(根管治療)は、マイクロスコープ高度根管治療を選択していただくことをお勧めします。

日本の保険制度では到底できない治療方法ですが、成功率は飛躍的に上がります。
ただし、如何にマイクロスコープを使用したとしても、根管治療が100%治癒するという文献は世界中でありません。アメリカの専門医でも成功率90%となっております。


日本の保険制度の根管治療は、材料、時間共に制限が有ります。治療は、人間の目に見えないため盲目的に行われます。そのため、細部に菌が残りやすく、その菌が再度根に感染し、根の再治療を行わざるを得ないことが多々あります。そして、歯は治療をすればするほど脆く、寿命は短くなっていきます。


過去に1度でも治療が行われた歯は再治療の際に根管治療が必要となる事が多いです。過去の治療で弱っている歯に、適切な治療を行わなかった場合、次に何かトラブルが起きた時には抜歯となることがほとんどですので、治療法の選択は慎重に行って下さい。


マイクロスコープ高度根管治療の成功率は約70~90%で、状態によって成功率は変わります。マイクロスコープ高度根管治療を行なっても治癒しない10~30%の症例でも、マイクロスコープ外科処置を併用すれば90%は治ります。

「可能な限り、成功率を上げる治療法を選択し、再治療を行わない」―これが歯の寿命を延ばす方法です。

マイクロスコープ高度根管治療とは?

マイクロスコープ根管治療マイクロスコープ根管治療

上の図は歯の神経の図です。

見てのとおり、神経とは網の目のように非常に複雑な形態を呈し歯の中を走行しています。そして、指紋と同じように、誰一人としてまったく同じではありません。

これをすべて人間の視力できれいにすることは物理的に不可能です。マイクロスコープ高度根管治療では、肉眼では見ることのできない部分を見ることが出来ます。

もちろんマイクロスコープでもすべては見ることは出来ませんが、肉眼の20倍は見えるのです。

マイクロスコープ根管治療
マイクロスコープはほぼすべての患者さまに「ラバーダム」というゴムを装着して、治療します。(ゴムアレルギーの方は必ずお申し出ください)
ラバーダムを装着することにより、薬剤の漏れを防ぎ、且つ外部からの菌の侵入を防ぐことが出来る為、より無菌的に治療を行うことが可能です。(治療の成功率が更に向上します)

ラバーダムを装着するために、治療をする歯の補強を行うところから治療をスタートする場合が多々あります。 

根管治療を行い、それでも治癒しない場合は外科処置を行うことがあります。主に行う外科処置は歯根端切除術という術式です。

マイクロスコープ根管治療

根管治療-治療レベル(予後判定)

治療レベル1~5
歯の状態により、以下の5つのレベルに分けられています。現在の歯の状態を審査・診断し、ご希望の治療方法を選択してください。

  • 1.外科的介入が必要になる可能性が低い (治癒率90%以上) 
  •           
  • 2.外科的介入が必要になる可能性がある(外科治療を併用すれば治癒率90%以上)
  •    
  • 3.外科的介入によりマネジメント可能(再治療の根管。治癒率70%。要外科の可能性が高い。)

  • 4.チャレンジング-挑戦的治療(可能性は50%。治療を行えば、治癒する可能性ある歯。通常の保険診療ならば、今の時点でまず抜歯となります。)

  • 5.治療不可 (垂直的歯根破折の視診・防湿不可の場合)
  • 顕微鏡下での根管治療は、根の治療が必要なすべての人に選択していただきたい有効な治療方法です。上記に記載した通り、すべての根管治療が成功するとは限りません。しかし大幅に成功率が高くなります。
      
    歯の保存、耐久性
    ●歯の保存、耐久性は、以下の①~③の因子によって左右されます。
    ①残存歯質量:60%
    ②歯周病の重要度:20%
    ③根管治療の結果 :20%

    ●マイクロスコープを使用して精密な根管治療を行ったとしても、①〜③の因子により歯を長期的に保存できない可能性があります。

    ●治療レベル1〜3はマイクロスコープ根管治療を行えば高い確率で治癒します。しかし術中に根管の彎曲、閉鎖、クラック、治療器具の破折、穿孔等が発見された場合、最終的に抜歯を選択する場合があります。

    ●治療開始後に抜歯と診断された場合は¥20,000(税抜)のみ頂戴いたします。 
        
    ●治療終了後に何らかの理由(歯根破折等)により抜歯に至った場合に返金は致しかねますのでご了承ください。
                                    
    ●マイクロスコープ根管治療は非常に熟練した技術を要する治療ですので、担当医はお選び頂けません。ご了承ください。

    ●CT画像の撮影が必要です。撮影は当院のグループ診療所(町田)にて行わせて頂きます。
      CT撮影料:1回¥5,000(税抜)

    ●術後にうずきや痛みが出ることがあります。痛み止めが効かないときはご連絡下さい。 
     
    ●歯の治療は根管治療で終わりではありません。根管治療後、人工的な土台を入れ、その上にかぶせものを作ります。土台とかぶせものの費用は別途ご負担頂きます(保険適用外)

    ●ペースメーカーを使用中の方は治療が不可となりますのでご了承下さい。 
           
    ●患者様の判断で治療を中断された場合、返金等は出来かねますのでご了承ください。
       
    ●感染予防の為ゴム手袋、ラバーダムを使用します。ラテックスアレルギーの方は必ずお知らせ下さい。

    ●国内未承認薬を使用する場合がございます。安全性は北米で確認されています。  
       
    ●う蝕や歯周病が原因ではない口腔顔面部の痛み(口腔顔面痛:OFP)が存在します。痛みが消失しない場合、OFPが疑われますので、他科(ペインクリニック・口腔外科など)を紹介させて頂く場合があります。

    口元を「美しくするために治す」審美歯科

    審美歯科
    あなたは笑顔に自信がありますか?
    その人の印象を左右するのは、ファッションや髪型だけでなく、実は美しい口元によって作り出される笑顔なのです。審美歯科は、「悪いから治す」治療ではなく、口元を「美しくするために治す」治療です。

    たとえ話ですが、ファッションや髪型はキレイに整えているのに、笑ったときの口元からは、何本もの銀歯や変色した前歯が見えてしまう女性に出会ったら、あなたはどう思われますか?「せっかくキレイにしているのに、もったいない...」と思いませんか?

    逆の立場からすると、銀歯や歯の変色が気になって、自然に笑うことができなくなっているかもしれません。歯にコンプレックスがあると、表情そのものが暗くなってしまったり、笑顔が不自然になったり、必要以上に口元を手で隠しながら笑うようになるのです。

    歯を美しくして心の〔かげり〕を取り除くことで、「精神的な健康」を作るのも、歯科治療の大切な目的です。

    保険治療と自費治療の違いは、「既製品とオーダーメードの違い」

    既製品とオーダーメード審美歯科でよくたとえで使われるのが、既製服とオーダーメードの違いです。

    例えば、既製服を眺めながら、次のようなことを感じた経験はありませんか?
    「これデザインは良いんだけど、き、きつい!もう少し、やせていたらなぁ...」
    「これ、もうちょっと色が濃ければいいのにな...」
    「このスーツ、見た目は良いんだけど、肩がこるんだよね」
    「足の大きさが左右違うから、左右別々のサイズを買えれば良いのに...」
    これらと同じことが、歯科治療でもあるのです。

    保険治療は金額が限られているので、使える材料、使える時間も限られます。もちろん、その中でも、一人ひとりに応じた治療を行なうのですが、制約が多い分だけ、どうしても精度が落ちてしまうことは否めません。

    精度が落ちると、洋服が体系に合っていない場合と同様の不具合が生じます。たとえば、噛み合わせが微妙に合わなくなってしまったり、自分の歯と被せ物の間に隙間ができてしまって、むし歯が再発しやすくなるなどです。

    その点、自費治療の場合には、使える時間や材料への制約が少ないので、充分に精度を上げることができます。それによって、噛み合わせの微妙なズレや、歯と被せ物の隙間などを、極限まで少なくすることが可能になるのです。

    これらに、あなたはどれだけの価値を見出すでしょうか?
    価値を感じる方には、保険外の治療も検討されることをおすすめします。

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    審美歯科の種類

    審美歯科の種類審美歯科で行なわれる主な治療には、大きく分けて2つの種類があります。ひとつは、「詰め物や被せ物である人工歯の作成」。もうひとつは、「歯を薬剤で漂白するホワイトニング」です。人工歯には、素材も種類もさまざまなものがあります。

    当院では、保険適用内外を問わず、さまざまな素材の被せ物を取り揃え、患者さんのお好みやご予算に応じて、一番良いと思われる素材をおすすめしています。また、保険適用外の治療については、保障がついております。

    さまざまな審美歯科メニューで、詰め物や被せ物が目立たない白い歯に

    オールセラミック
    オールセラミック自然な色を表現しやすく審美性に優れているため、前歯の治療によく使われます。すべてがセラミック(陶器)で作られているので、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して使用できます。
    ※歯ぎしりが目立つ方や噛み合わせが不自然な方には適さない場合がありますので、ご相談ください。

    ハイブリットセラミックス
    ハイブリットセラミックス自然な色を表現しやすい素材ですが、セラミックにプラスチックが混合されているため、オールセラミックに比べると、経年による若干の変色が見られる場合があります。金属アレルギーの方でも問題なく使用できます。
    ※歯ぎしりが目立つ方や噛み合わせが不自然な方には適さない場合がありますので、ご相談ください。

    金合金
    金合金銀歯に比べて、金の含有量が多い被せ物です。硬さが自然の歯に近いため、噛み合わせる相手の歯にもやさしく、奥歯の治療によく使われます。また、銀歯よりは比較的、金属アレルギーになりにくい素材となっています。

    銀歯
    銀歯少々審美性には欠けますが、保険適用内で使用できます。日常使いにおいては、何ら支障ありません。

    コンポジットレジン
    コンポジットレジンかつてのむし歯治療で歯を削った後に充填する"詰め物"は、銀歯などの金属や、高価なセラミックや金合金に限られていました。しかし最近では、白いセラミックとプラスチックを混合した新しい素材が開発され、リーズナブルかつスピーディーに、白い歯を手に入れることができるようになっています。その素材がコンポジットレジンです。

    ラミネートベニア
    ラミネートベニア歯の表面を薄く削り、白いセラミックを貼り付ける治療方法です。女性の皆さんには、ネイルチップ(付け爪)のようなもの...とイメージしていただくとわかりやすいでしょう。歯と歯の隙間を目立たなくすることもできるので、「すきっ歯」の治療にも利用されます。

    ホワイトニングで輝くような白い歯に

    ホーム・ホワイトニング
    当院では、ホームホワイトニングを行っております。ホームホワイトニングとは、ご家庭でできる比較的簡単なホワイトニングです。オフィスクリーニングに比べると濃度の低い薬を用いるため、結果が出るまでには少々時間がかかりますが、急がない方には、おすすめの治療方法です。

    メインテナンスの重要性

    最近、TVやCMで「予防歯科」の言葉をよく聞きますね。
    当院は16年前に神奈川県座間市で開院し「最小限の治療と最大限の治療」という医療理念の元、診療を
    行ってまいりました。
    当時は「予防歯科」を掲げる歯科医院も少なく、患者さん一人ひとりに歯の予防の大切さをお伝えし、「メインテナンス」の重要性を理解していく事からのスタートでした。
    現在、座間医院では毎月300人を超える患者さんがメインテナンスのみで当院を利用しております。
     
    さて、歯はどれくらいの価値があるでしょうか?歯はいっぱいあるから、それほど大切にしなくても困らないのでしょうか?老後になったときに実際にどれくらい困ると思いますか?

    実際に「プレジデント」(2012.11.12号)という雑誌がアンケートを取りました。
    老後に後悔したことランキング「健康部門」という内容で実施しました。その結果、

    第1位 歯の定期検診(メインテナンス)を受ければよかった
    第2位 スポーツなどで体を鍛えればよかった
    第3位 日頃からよく歩けばよかった
    第4位 腹八分目を守り、暴飲暴食をしなければよかった
    第5位 間食を控えればよかった

    プレジデント

    「プレジデント」(2012.11.12号)より
    55~74歳男女1,000人アンケート




    歯は食事をするときに使います。歯がなければ食べることもままなりません。
    また、歯があるのとないのでは全身の健康にも影響が出ることがわかっています。

    当院では「細菌」と「かみ合わせ」をコントロールし、一生涯ご自分の歯で食べることにより、元気に素晴らしい人生を送っていただきたいと思っています。

    そこで重要なのが「メインテナンス」です。
    まずは治療で「細菌のリスク」や「かみ合わせのリスク」をできる限り減らし、最大限
    「健康」の状態にします。その状態を維持・継続させるために、欠かせないのが「メインテナンス」です。したがって当院では削って詰める治療より、健康を維持・継続している患者さんを増やしたいと考えています。
    さらには、虫歯や歯周病になる前に「予防」し、それを一生涯継続するためにお手伝いをする歯科医院を目指しています。

    一生ご自身の歯で過ごされたいと思いませんか?

    「年をとったら歯は悪くなって当たり前だ」と思われている方がたくさんいらっしゃるかと思います。悲しいですが、今の日本の現状ではその通りです。

    通常、人間の口腔内には28本の歯がありますが、日本人で80才の方の平均残存歯数はたったの6.8本です。約1/4しか残っていません。(厚生省調べ)予防先進国といわれるアメリカの残存歯数は85歳で平均15.8本、スウェーデンであれば75歳で平均19.5本です。(サンスター調べ)。

    では、予防先進国はどのようにして、歯を残しているのでしょうか?その答えが1~3か月に1回、定期的に歯科医院でメインテナンスを受けていたからです。 欧米では、治療ではなく、メインテナンスに力を入れたことによって、国民の平均残存歯数が飛躍的に向上しました。

    30万枚を超える症例スライド等の診療データを持つ、日本でも数少ない歯科医である熊谷崇先生の調査によると、以下のグラフのようにメインテナンスをきちんと受けた方と受けなかった方とでは80歳になったときに約9本もの差がついています。
    一人平均残存歯数の比較

    骨粗しょう症などの治療薬を服用されている方へ

    予防歯科(クリーニング) 「からだの治療と、歯の治療は別物」と思っていませんか?

    からだの治療と歯の治療にはとっても深い関係があります。全身疾患の治療のために飲んでいる薬が、歯科の治療に影響を与えることが、実はしばしばあるのです。

    「重大な副作用を招く可能性がある」と明らかになった薬に、"ビスフォスフォネート系薬剤"があります。これは、骨粗しょう症の治療薬として大変ポピュラーで、また、がんの骨転移の治療にも使われています。

    ところが、これを継続的に使っている患者さんが歯科の外科的な治療(抜歯など)を受けると、それをきっかけにあごの骨が部分的に死んでしまい、そのまま放っておくと、ばい菌が入って骨が腐ってしまう恐れがあることがわかりました。発症のリスクを減らすために、服用中の方はスタッフにお知らせください。

    <このような兆候があったらお早目に歯科医院へご相談ください>
    ●治療したところの痛みがずっと続いている
    ●歯茎が腫れたり、膿が出たりする
    ●あごが重たい感じがしたり、しびれる感じがある
    ●口内炎のような潰瘍がなかなか治らない

    神経の治療から、被せ物をするまでの治療の流れ

    マイクロスコープ根管治療
    ○神経の治療終了後、歯の補強のために歯の中に土台(支柱)をつくります。
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    ○歯に、被せ物が入るようなスペースを作ります(ひと回り削ります)
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    ○型をとり、被せ物を作ります。被せ物には、銀歯や白い被せ物等、様々な種類があります。(種類は下記参照)
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    ○被せ物の高さを調節し、歯科用接着材で接着し、終了。

     

    マイクロスコープ高度根管治療を行った方の場合、自費と保険の混合診療は認められておりませんので、被せ物も自由診療の材料からお選びいただきます(5種類)。

    また、マイクロスコープ高度根管治療を行わない場合の被せ物については保証の対象外となりますので予めご了承下さい。

    ※上記の料金にコア(土台)は含まれています(税抜)。
    ※仮歯を制作する場合は ¥3,000-(税別)/1本がかかります。

    2012年3月19日 « トップへ » 2012年3月26日


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